ターグルリコイルテクニック

 創始者B.J.パーマー(1881~1961年)の存在無しには、今日のカイロプラクティックは無かったはず。それほど重要な存在の方です。

 

 ターグルリコイルテクニックとは、上部頚椎(頚椎1番と2番)の位置異常は、他の背骨よりも極めて影響力が大きい事を発見、応用したテクニックです。

 脳から全身に行き交う神経が、一番最初に妨害されるのが頚椎1番であるとしました。

 つまり、神経機能が脳の出口から機能を低下させてしまうと、頚椎3番より下の骨は、どの様に歪曲していようとも、補正に過ぎないという考え方でした。

 勿論仮説だけではありません。当時、医学でも難病(当時の難病)症例を約5000件の多くを改善させていました。

 特にB.J.パーマーは、医師、看護師を雇い入れ「B.J.リサーチクリニック」を設立。検査に関しては全て医師に担当させ、この「ターグルリコイルテクニック(ホールインワンテクニック)」のみの治療で、どれだけレントゲン写真や、心電図、尿検査、血液検査の数値が改善するのかを検証。

 すると、投薬も一切行わずに「病気」すらも改善していたのです。当然これも医師の診断の元に出た結果です。

 最近では、シカゴ大学の医師とカイロプラクターが共同研究した論文によると、これらのアプローチによって、「高血圧が改善」されることが証明されました。

 それでも、B.J.パーマー程のカリスマと、それに準ずる技術を持った人間は居ないかも知れません。いや居ないでしょう。

 奥が深すぎて、1000人カイロプラクターがいたら1000人とも同じ結果にはならない程の難易度が高いテクニックです。

 いろいろ良い意味でも問題のある人でしたが、これ程の実績があったからこそ、カイロプラクティックが諸外国で法制化まで出来たのです。

 動画を見ていただければ分かりますが、スピードが命のテクニックです。これは身体が防御反射を働かせる前に、全てを完了させなければならないからです。コンタクトも素早く引き上げます。

 相当な打ち込み練習が必要です。私も随分やりました。

 但し、近年ではこれ程ハードなものは退化し、ソフトなものへと転換しています。