仰向けに寝たら痛くなる腰痛

 一般的には、腰痛はひとくくりにされがちですが、この腰痛は明らかに他とは違います。

 おおよそ、こういった方々の腰は、固い床上で仰向けになって寝ると、腰椎と床の間に隙間があり、腰の下に簡単に手が入ってしまいます。

 例えて言えば、仰向けで腰ブリッジを行っているのと一緒というわけ。仰向けで寝ていて、痛くなるのは当たり前ですね。

 

 ですから、2~3分程度なら何ともないのですが、5分もすれば起き上がるのに必ず「痛たた!」と言います。 

 こういった方の特徴は、腰が反っているということです。

 しかし捉え方を変えると、女性の場合の骨盤は、男性の骨盤よりも大きく出来ているため、仰向けになると骨盤の大きい分だけ腰が浮きやすくなってしまうのです。

 それそのものが、痛みを出す原因ではありませんが、少なくとも男性よりはそういった意味で仰向け痛が出やすくなるのです。

どうして反ってしまうのか

 反り腰は、骨盤が前傾することによって起こります。これは、前面の腹筋部分に力が入りずらくなった状態で、更に後面の臀部や腰部の筋肉が緊張したことによって前傾が起こります。ちょうどハイヒールを履いた時になる姿勢であることから、女性に多いのも頷けます。

 

 おおよそ、前重心の方に多く、足の人差し指~薬指の付けに部分にかけてタコが出来上がっている人が多いようです。重度になると、外反母趾や、膝の障害、さらには内臓下垂による循環不全から、取り返しのつかない病気に発展する恐れもあります。早めに然るべきケアを受けられることをお勧めします。

寝返りをしっかりすること

 仰向けで寝ていて、動き始めに腰に痛みがる方は、ほぼ寝返りを行いません。固まって寝ている状態の人です。「行儀がいい」と思われがちですが、寝ていても最低限の筋肉は仕事をしています。寝返りをすることによって、特定の筋肉に負担が掛かることを避けています。

 

 また、寝返りは、自己調整機能の自然運動ですので、これを妨げることは、腰部以外に健康にもよくありません。

 

 腰痛の方で、寝具に興味を持たれる方が多くおりますが、大事なのは素材や論理ではなく、単純に寝返りの妨げにならない寝具を選ぶべきです。