・タウリン

 栄養ドリンクなんかでよく聞く成分のタウリン。何故あそこまで「タウリン」の配合量を自慢げに宣伝しているのかというと、タウリンが体の各臓器に、かなりの度合いで存在しているからです。

 高濃度に存在する場所は「心臓」「肝臓」「筋肉」「脾臓」「脳」「肺」「脊髄」「骨髄」です。これって大事な臓器ばかりですね。

 そこで、このタウリンの働きについて述べてゆくことにしましょう。

 タウリンはそもそもなんでしょうか?栄養ドリンクの宣伝もあり、どうも薬の一部のように考えられますが、実はぜんぜん違います。

 われわれ生物の全身を形作る、細胞の浸透圧をコントロールするのに使われています。ですから、タウリンがなくなると細胞そのものが危機的状況に陥ります。ちなみに、猫はタウリンがないと「失明」するということが1975年に発見されました。これは、網膜にタウリンがなくなることからおこるようで、猫はキャットフードにそれを踏まえて含有されています(ドッグフードはだめ)。

 そんな大事な成分なら、今すぐ採らなくては!と思われるでしょうが、人間は体内でタウリンを生成する働きを持っています(猫は生成できない)。ただし、胎児は胎盤で生成されるため、生まれてすぐのときには母乳や粉ミルクから摂取することになります。

 例えば肝臓だと、タウリンを摂取することにより、処理能力が高くなることが分かってます。ですから、コレステロールや血圧の安定も見込めるわけです。

 次にタウリンが多く含有する食品ですが、「魚介類」がダントツです。その理由は、魚介類は細胞の浸透圧コントロールをたくさん行わなければならないため、必然的にタウリンが多く存在します。特に「タコ」からタウリンを抽出することは有名です。

 他にも、アサリやサザエ、ホタテなどの貝類も多く含有しているようです。

・風邪の予防には卵

 秋から春先にかけて、多く発症する風邪。発熱や頭痛、腹痛、下痢、咳、喉の痛み、倦怠感など、とても不快な症状をもたらします。

 これは、細菌や複数のウィルス感染による仕業なのですが、この感染に予防効果がある意外な食材があります。

 それは皆さんがよく朝食で召し上がる「卵」です。

 卵は、人間でいう母体にあたります。その中は、成長の段階で支障がないように、外部の汚い環境から守らなくてはなりません。そこで卵という多孔質な殻を持ち、その内側に強力な膜を設けました。そして、更に厳重に、黄身の周囲に白身を配置。この白身こそが細菌やウィルスから本体を防御する用心棒なのです。

 ですから、新鮮で粘度の高い白身を食すことは、風邪の予防に役立ちます。

 恐竜時代からある卵の仕組み。すばらしい英知を利用させていただくことは、生卵を食べる文化のある日本ならではの特権なのです。

 ですから、可能な限り、新鮮な卵であれば、わざわざ調理をせずに、そのまま食べることをオススメします。

 ただし、生卵の殻には、進入を防がれた多くの細菌が付着しています。ですから、殻を触ったその手で、食す本体に触れることはできるだけ避けたほうが感銘です。

・飲んでも効果ある?コラーゲンの不思議

 コラーゲンといえば、女性に大人気ですよね。その理由は「コラーゲン=美肌」という印象からではないでしょうか?

 コラーゲンには、保水性の高いアミノ酸が豊富に含んでいます。ですから、肌に塗るとプルプルの肌になるという理屈です。

 そして、最近は飲むコラーゲン商品も沢山販売さています。疑う気持ちを一切持たないというのが、コラーゲンの持つカリスマ性というものでしょうが、飲んで果たして効果があるのか?

 その答えは、実際には解明されていないというのが実情です。

 まず、コラーゲンのたんぱく質はそのまま腸から吸収されないという点です。体内に入ったコラーゲンが、皮膚や各部関節まで行き渡るということは、実際問題難しいといわれています。

 ただ、実際にコラーゲンを飲んでよくなったという人もおります。こういう人には、コラーゲンが体に合っているのでしょう。ですので、過剰な期待は禁物です。

・リコピンが不妊症に効果?

 リコピンという名前を聞いて、皆さんはどのような食材を思い浮かべるでしょうか?

 実は、日本の食材で、リコピンが含有しているのは、トマト、スイカ

、柿、杏だけです。

 つまり、リコピン摂取ができるのは、限られた機会だけになります。

 私個人の生活環境では、上記の食材を摂取するのは、おそらくミートソースのパスタや、トマトジュース、柿だけです。

 しかし、最近の調べで、このリコピンはの多くは、男性の精巣に多く存在することが分かりました。

 リコピンは、体内で約12時間かけて「リボ蛋白質」に変換されます。ちなみに12時間というのは、人間の体内栄養吸収で考えると異例の長さです。このリポ蛋白質が男性の精巣に多量に存在することが発見されました。残念ながら、それが何故そこに多量に存在するのかはまだ分かっていません。

 しかしながら、何かしらの形で、不妊症に効果があるのかもしれないという推測は成り立ちます。

・風邪の予防に必要

 ビタミンAは、動物性食品に含まれている成分「レチノール」であり、緑黄色野菜のカロテンもそれに当たります。

 ビタミンAが豊富なので有名なのは「肝臓(レバー)」 ですから、鳥、豚、牛のレバーは勿論のこと、フォアグラにも当然豊富に含んでいます。

 肝臓を持っているのは、動物だけとは限りませんね。魚介類だって「肝」といって、食す習慣があります。

 あとは、毎朝食す習慣がある人も多いとは思いますが、玉子もビタミンAが豊富です。

 カロテン由来では、「しそ」や「ほうれん草」「かぼちゃ」も優秀な含有量です。これは意外かもしれませんが、抹茶と玉露茶にも多く含んでおり、これらカテキンの作用も相まって、風邪の予防には効果的です。

 これが不足すると、粘膜の乾燥が起こり、特に冬の時期には風邪やインフルエンザの感染リスクが高まります。

 当然、粘膜ですから、胃腸などの粘膜修復や、女性の方だと子宮の内膜修復には必要な栄養素です。

 ビタミンAはいまだ未解明な部分はありますが、体内の酸化防止に一役かうことから、発がん性のリスクも軽減させると言われています。

 不足して困ることばかりの栄養素ですから、率先して摂取するといいですね。