骨盤と子宮や卵巣は、全く別の構造体と思われがちですが、骨盤の内壁部分と連結を持っています。つまり、骨盤の歪曲が酷ければ、当然連結を持った子宮や卵巣にもその歪曲応力は伝わることになります。「そんなに少しの歪みが内臓の機能に影響を及ぼすのか?」と思われるかも知れませんが、例えば、マウスをクリックする程度の圧力でも、指の目に見えない毛細血管や、リンパの流れは阻害されています。これが、一瞬ではなく、常時ともなれば、時間の経過とともに機能にまで影響を及ぼすことになります。
これらは、不妊症にも同じことが言えるでしょう。物理的な捻じれや循環不全があるということは、そうでない人よりも妊娠する確率的が低くなる可能性はあります。