肩こりについて

 腰痛の所でも触れましたが、人間の足は二足歩行で絶妙なバランスを取って立っています。大げさに聞こえるかも知れませんが、2足で立っている以上、常にバランスの取り方は「綱渡り」です。綱渡りといえば、面白いことに、人間が綱渡りや平均台を渡るとき、両腕を大きく広げてバランスをとります。肩が凝っているということは、すなわち体のバランスを補正して固めて頑張っている証拠でもあります。おおよそ、バランス機能は座りっぱなしの時に失われる事が多いですが、頭や腰、背中、骨盤や股関節、足などの補正によることもあります。

 

 下の図は、日本国内における「肩こり」を自覚している人の割合です。男性よりも女性に多いという結果のようです。これは1000人に対しての値になっていますが、常時肩こりを感じていない人も入れると、もっと多くなることが予測されます。

 肩こりは全身の補正という観点以外でも、内臓の反射から肩が固まるケースも少なくありません。これは全身にも言えることですが、侮るなかれ、凝りは凝りでも内臓の機能と連動していることがかなりの割合であります。内臓そのものの可動制限を施術によって回復さてあげることで、肩の筋肉が緩むことは珍しくありません。

  また意外なところで、冬の期間のマフラー、重たいコートなどで肩こりが強くなることが多くあります。これらは、首や肩の可動性を物理的に制限してしまうものです。締め付けるシャツや女性の下着、それらが肩こりの症状を強くさせることはよくあることです。

 

自分で肩こりを改善する


 オフィスワークなどで、長時間立ち上がらない環境を作ると、人間の体はバランスをとる機能が衰えます。自宅でも毎日できる肩こり改善方法をやってみましょう。

 「綱渡り」なんて自宅ではできませんので、片足立ちからトライしてみてください。必ずバランスを崩して倒れてしまっても安全な場所で行ってください。自信の無い方は、椅子などを使って、片手に支えを作るとよいでしょう。慣れてくると、前に足を上げるだけではなくて、左右や後ろにも足を持ち上げてみます。肩を効果的に緩める注意点として、大きく深呼吸をしながら片足立ちをしましょう。簡単でタダでできる肩こり改善方法ですので、是非お試しください。これは腰痛の予防にも効果があります。