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専門分野は所詮分野

 

世論調査みたいな精度の低さではありますが、この間「歯科医が選ぶ良い歯医者」という内容の記事があった。

 

対象は135人へのアンケート方式。

 

1位 専門領域

2位 所属する学会と専門資格

3位 歯科衛生士の配置

4位 クリニックのHPからエビデンスのある治療法を紹介しているか

5位 出身大学、卒業後の経歴

6位 審美、インプラントなど自費診療への力の注ぎ方

7位 営業時間立地

 

週間朝日ムックより

 

ですって。

 

なんだ素人の意見か?と思う一般的な回答。

 

1位から追ってゆくと、まず専門領域に特化する時期があってもよいですが、専門性が高いとビックリするくらい自己満足治療に陥る人が多い。

 

2位の学会なんてものは、常識の範囲内での単に群れた集団。

 

3位の歯科衛生士の配置は、当たり前の話。

 

4位のHPからエビデンスや治療法を紹介するのは結構なことだけど、主語は常に「患者さんにとって」でなくてはならないのに対し、殆どが専門用語を羅列する自己顕示欲に満ちたものが多い。

 

5位の出身大学や卒後の経緯はむしろ実力と総比例しない。

 

6位の自費診療は、とんでもない歯科医は結構いると思いますけどね。

 

7位の営業や立地に関しては、全く逆の側面を持っていると思いますけど。駅から徒歩20分で駐車場無しの立地で満杯な歯科医の方がむしろ驚異的かと思います。

 

ということで、あれこれ書いておいて、だったらオマエの思う良い歯科医ってなんだ?と聞かれそうなものです。

 

私は昔から一貫していて「自分の患者が二度と歯を失う事がないように意識を改善できる歯科医師」と思っています。

 

そのたった一つの部分が歯科医の興味を持つ治療精度の高さです。

 

虫歯や歯を失う事が前提目線でいる歯科医が、それこそ1位にある専門領域を選ぶ現象に繋がっているようでなりません。