
これ、良い本です。
但し、約600ページ文字詰めですので、それなりに覚悟を決めて読まなくてはなりません。
コロンビア大学の精神分析医によって書かれています。
私もまだ全部読めておりません。
一言で言って、脳の習性を学ぶ本。
これまで自分で研究していることがあれば、きっと新しい道が開拓できることでしょう。

帯の内側にこのように書かれていますが、私は個人的にこれには違和感を感じました。
細かいかな?
翻訳の問題かもしれませんし、キャッチフレーズで購入者を増やそうという意図なのかもしれませんが、この本の内容で「回復」という言葉を使う意味が分かりません。
脳の本能的な働きであって、脳にとっては回復というモードや区画分けなどはありません。
つまり、失ったのもではなく、既に兼ね備えているもの。
例えれば、英語圏の人に「英語が再び聞き取れるようになる」と言っているのと同じように思えてしまう。
要するに、「過去(失った)に戻った(回復)」というのではなく「過去よりも、今よりも、未来は過去の元よりももっと良くなっている」という方がよろしいのではないか?という提案。
それにしても、この本は分厚い。
電子化が大嫌いな私には、過去から収集した書籍の置き場所に困ってしまう。
理想は、下のような物件を一つ欲しいくらいだ。何が面倒かと言ったら、本を探したリ、掘り出したりする苦労。

たまに本箱をひっくり返すと「お~、こんな本買ってた。」と思い出すことすらある。
昭和30年代のプレミアもののやつから、原版が明治、大正のものまで。
例えば「念写」とか「観念運動」「心霊療術」など、かなり真面目に研究された日記の内容なども。
っで、何でこんな昔の事を書いたのかというと、今回ご紹介した書籍の内容の原点、つまり、「昔の人は既にやっていた」という点。
いつの時代にも、優れた人は一定数いたということでしょうか?