
結構プレミアが付いて、高額だった「手印」の本です。
そりゃもう、水虫からハゲまで、何でも載っています。
今では内容的に、販売できないものです。薬事法だったり、医師法に引っ掛かるので。
良くとらえれば、決まり事によって、騙される人を無くそうという保護。
悪くとらえれば、決まり事によって、自己判断、自己責任能力を失ってしまう事。
振り込め詐欺にも同じようなことが言えますが、詐欺の被害に合わないように、今やATM周辺で音声アナウンスをしたり、ATM操作で画面でいちいちタッチしたり。
海外じゃ考えられないですよね。
注意深く頭を働かせている人が不便になる世の中。
一定の決まり事は必要ですが、それと同時に多くのヒントを与えてくれる機会も少なくなってくるものです。
写真でみればお分かりのように「骨癌」をこれで?って思われますよね?
最後は信じるか信じないかの議論にはなりますが、私はその二択ではないと思っているんです。
仮に信じるという場合、これの何を信じるのかが明らかじゃないわけです。つまり、「骨癌がこれで治る」という部分について「信じる」ということなのだと思います。
っで、逆に信じないという場合、これの何を信じないかが明らかではないわけです。つまり「骨癌はこんなのでは治らない」という部分について「信じない」という事、もしくは、オカルトチックな部分を否定しているのかも知れません。
それで、二択ではないと言ったのは、未来も永久的に、手印は骨癌以外にも全てに効果がないのか?数を数えることは?指を動かすことは?治るイメージをするのは?
と、全てに関してどっち派ということになってしまう。
例えば、「骨癌という部分はさておき、指を動かしながらあれこれやっていると、虫刺されの痒みや、簡単な腰痛や肩こり、歯痛などの自覚症状を忘れてしまう。」というケースがあります。
これを糸口に、何かしらの形で脳の働き方を変えることができるのではないか?更に言えばその結果、骨癌は別として、何かに応用的に使うことができれば、効果を実感できる手法まで持ってゆけるのではないか?ということになりませんか?
っで、実際にやってゆくと、この書籍の著者は、実はその領域をある部分で理解し、本質を隠して記しているのではないか?と思うようになってきます。
何事も、信じないと言ったらそこで終わり。
しかし、何事も、何かの真理にたどり着けると思っていれば、いつの間にか違うものが見つかったりするのもです。
この発見は大きい。
例えば、手印から入って、いつの間にか考えが派生し、自分独自の効率的な記憶力アップの方法を見つけ出したリ。
入口は一つでも、入ってみればルートはたくさんある。
入口に入らない者は、その入口は常に一つの道にしか見えないかも知れない。
まさに登山のことです。