
ギターチューニング。
デジタル社会の進歩は凄いですね。しかも充電式。
下のはウクレレ用で上のはアコギ用に。
Hzの違いからか、同じEコードでも結果が違いました。
ま、例えば音楽でお金を稼いでいる方とは違って、ワタクシの為だけの音ですから、誰に指図される必要もなく、こんなモノでキッチリ標準平均値にする必要性はないのかも知れませんが。
さて、何だか世間では不倫ネタで盛り上がっているようですが、ホントにこういう事が根掘り葉掘り報道される風習ってなんなんでしょうかね?
プライベートであって、極めてワタクシ事な話です。
先に前提として、不倫は擁護されるべきものではないことは申し上げておきます。
我が国の法律では「違法行為」であるからです。
しかし、あくまでもワタクシ事であって、関係者以外が軽率にアレコレ言うべき事ではありません。
それは犯罪案件とは違うからです。
犯罪は法治国家として、間接民意の反映によって裁かれる必要がありますから、世論に曝されることには一定の必然性が発生します。
っが、この不倫や不貞行為については犯罪ではなく、違法行為という部類であって別物。しかも家庭内のお話。
刑事と民事では明らかに違いがあります。
日本人の長年の文化なのか、良い意味でも悪い意味でも、仕事(社会)とプライベートの壁が極端に低いように思います。
私になりに察するに、例えば江戸時代には浴場で混浴があたり前だったり、苦しい時には食べ物だって分かち合う精神がありました。
それは確かに合理的で、宗教すらも超越した素晴らしい精神なのですが、ときにはプライベートへ勝手に土足で踏み込むことを良しとする習性にも置き換えられます。
いつしか、仕事でとある国の会社に居た方から伺った話です。
同じ時期に入社した、同じ世代の人同士の女性でお昼休みに毎日ランチへ行っていたそうです。
日本人2人と外国人1人。
何週か続いたある日、この一人の外国人に、いつもの様にランチを誘うと「行きたくない」とのこと。
しかたがないので、この日本人女性の2人でランチへ行き「何か気に障る事してしまったのかね?」と話していたところ、後日その真相が分かったそうです。
何故ランチへ一緒に行かなかったのか?その真相は「勤務時間でもないのに何故仕事の人と一緒に居なくてはいけないのか?何故プライベートな時間なのに仕事の話をしなくてはならないのか?何故日本人はすぐに人の注文した食べ物を少し頂戴といってつまみ食いをしたがるのか?」という不満からだったそうです。
つまり、他人が入って良いプライベートラインが日本人とは明らかに違ったということ。
また、別の話でも、外国人の方と結婚された娘さんの親から伺った話です。
ある日、海外から日本へ娘夫婦が帰省した際に、家族で温泉旅館に泊まったそうです。
そこで温泉に入る際、お父さんが娘の旦那に「温泉へ一緒に入りに行こう」と誘ったところ、何やらモジモジとするらしい。
「なんだお父さんと裸の付き合いが出来ないのか?」と半ば冗談で言ったところ、そうではなくて「不特定多数の人に裸体を見せるのが恥ずかしい」のだとか。
一般的に海外では、他人に裸体を見せるどころか、幼少期から親とだってお風呂に入らない国が多いようです。
特に、女の子がどれだけ幼かったとしても、実のお父さんとは一緒にお風呂へ入ることはタブーです。
つまり、日本人特有の文化。
そういった意味でも日本人というものは、隣のプライバシーもワタクシのプライバシーも共有する精神があります。言葉を悪く使えば「他人を覗き見て自分と比べる事で安心する」ということ。
ただね、もう時代が時代。
せめて社会とプライベートくらいは区別できる器用さを身に付けても良いと思います。
だからこそ、過労死問題やら働き方の改革が進まないんです。
おおよその日本人は、私のような考え方については「不倫を擁護している」という意見のようですが、再度、上記の理由から擁護はするつもりは毛頭ございません。
ただ、人のご家庭のことについて、他人が勝手に曝け出す行為も野蛮であるという社会風潮が育たないのは、何だか残念でなりません。
これこそポリティカルコレクトネス(P.C.)と言わざる得ないでしょう。
妥当性、平等性、中立性といいますか、悪い事をした人に対して必要以上に叩いた結果、叩いている方側が相対的に悪い事をした人よりも悪い事をしているという過剰反応。
私はできるだけこういった事には加担したくはないので、見ないし読まない事にしています。
どうせ他人の書いた記事や、誘導的に取ったインタビューなんて、真実とは違っている事は確定ですから。
私にとっては、これは日本の嫌いな一面であって、魔女狩りの要素たっぷりに思えてなりません。
私の考えが不愉快な方もおそらくおられるでしょう。そういった方はそういった方でご自身の考え方を発信されれば良いわけです。
良いんですよ?世の中が不倫は犯罪であって、それは刑事罰に改変すべきだという意見でも。法は国民の民意によって変えられるものですから。
その結果、それが妥当として改変されたのなら、それ相応の社会的制裁は当たり前になるわけですし。
ただ、主観は人それぞれあるけれど、揉め事が生じ、主観と主観とがぶつかりあった時には、法でその線引きをしましょうよというのが法治国家。
つまりその法治国家で定めた線引きでは、不倫や不貞行為は犯罪として裁かない、民法に則ったルールになっているわけで、これは私の主観でもなんでもありません。
むしろ私が手加減無しに、ホンネで自分の主観で話せば、きっと皆さんが思っている以上に、もっと過激な内容を持ち合わせていると思いますので。一応それを書いてしまうのは控えておきたいと思います。