
今日は皆既月食だったんですね。
失敗した。ニュースを見て慌てて写真を撮りにベランダへ。
手持ちで撮りましたので、ザラザラノイズですみません。
というか、軽井沢の方に三脚を置いてきていますので、東京の自宅用にはカメラを固定できる装置がありませんでした。
脈拍呼吸で手振れしまくりの撮影。そうするとシャッタースピードを稼ぐために感度(iso)を上げるしかなくなります。感度をあげるということは、音楽スピーカーでいうと、ボリュームを上げて「サー」というノイズが聞こえるのと同じように、カメラの画像も荒くなる。
だけどそれがなんだかいい。
人間が撮るものらしくて・・・。
最近特に、機械のような完璧に美しく撮れているのは好まなくなってきました。
逆に気持ちが悪い。
そもそもカメラと比べて肉眼は、明暗の識別能力なんかは雲泥の差ですし、何しろ色調といったらどんなに最先端の一眼レフをもってしても敵いません。
仮に視力が悪くても、乱視でも近視でも、肉眼だから味わえる美がある。
だからそれがいい・・・。
私が極めて不完全でいい加減な生き物だから、余計にそういうものに美を感じてしまう。
今宵の月は一味違うと思って眺めていました(忘れていたくせに)。