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能ある鷹は爪を隠しているわけではない

アコギの続き。

 

下の彼(Tommy Emmanuel)は変人級で素晴らしいの一言ですが、さて、それは何の素晴らしさなのでしょうか?

 

 

有名だから?良い音を出すから?テクニックが凄いから?

 

ま、当然といえば当然なんです。

 

そんなのは弾く前から分かりきっていること。

 

何しろアコギの神様と評される人なのですから。

 

 

じゃあこの人以外にこの曲を弾いたら下手なのか?

 

そうやって聞かれたら「そんなことはないけど・・・」となるはずです。だったら有名でも音でもテクニックでもないですよね?

 

じゃあ一体。。。

 

 

私が思うところを描き上げたら、ざっとこんな感じになりました。

 

結局分野なんて関係なく、テクニックというのは一角に過ぎません。

 

極端な話、テクニックがそれ程無くても、他の部分がバランスよく手を広げられていれば、まぁ良い仕事をするものです。

 

技術系はとくにテクニックを重視するものですが、そんなのは必要最低限は出来なければ論外ですからね。

 

ただ、テクニックを追求している者は、内側の黄色の三角形の部分が何しろおろそかになってしまうものです。

 

段々と上手くなって来ると、テクニック以外の部分の重要性に気が付き、そしてその部分を伸ばそうとする。

 

言い換えれば、上手くない所の追求を始める。

 

私はこういう状態を人から見て「能ある鷹は爪を隠す」と表現しているものだと思っています。

 

得意な事をやっても結果は見えているし、あえて苦手な所で勝負をする。

 

だから隠しているわけではない。

 

 

アコギの神様の後に引き合いに出すなよと怒られそうですが、ただ私は遜色なく好きなんです。

 

これでもアコギを弾く人には神業だと思う(テクニックについて)。

 

つまりそれ以外の部分が重要なんですよね。

 

我々の同業者でもたくさんいます。

 

上手さだけの争いをして、何の哲学も楽しさも魅力も無い人。

 

とっても残念・・・上手いだけなんです・・・。

 

そして下手な人に対してこう批判します「あいつは下手」だと。

 

いや確かにその批判は全くの間違えではないのかも知れません。「テクニックだけ」ではね。

 

 

最後に、下の彼はとっても楽しそう。

 

なんだか最近になって世にデビューしたみたいなのですが、商売路線の大人が悪いのかな?違う方向性に行ってしまったように私には思えましたが。。。

 

大人になると一番難しいものを彼が沢山持っているように思いましたね。

 

それを削ぎ落すのは結局大人かな。

 

ピカソが死ぬ間際になって「ようやく子供の頃の絵を描く事が出来るようになった」と言い残している事を思い出しました。

 

まさに芸術性。

 

我々の仕事も実は一緒。

 

 

 

動画アップばかりでサボってしまいましたね。

 

次回から普通に書こうと思います。