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職人気質

技術に重きを置いて、営業戦略に疎いところはあまり儲からない。

 

これに説得力を感じないのは私だけでしょうか?

 

職人気質といいますか、確かに宣伝が下手で、しかし上手な人っていますよね?

 

そういう区分けならその通りかも知れません。

 

しかし、私はかつて恵比寿でやっていた時には、HPもありませんでしたし、看板も表札のところだけでした。

 

典型的な宣伝下手?です。

 

が、とくに困ったことはありません。

 

 

一見「職人(技術者)」と「宣伝(営業者)」は、まるで水と油のように違う能力なのだと思われがちですが、伝統文化のように型が決まっていなければ、自由に手法は変えられるわけです。

 

頑固一徹で何もしゃべらない人だって、個性と結果次第ではかなりの噂(宣伝)になります。

 

昔おられた先生で、こちらから診てもらう前に「腰のここが痛くて」と話すと「煩い!しゃべるんじゃない!」と怒る先生がいました。

 

世間一般的には感じが悪い人じゃないですか?

 

気が短い人なら怒って帰ってしまうかも知れません。

 

とにかく施術の最中は何も話さない。

 

そして10分位シ~ンとした状態で、いきなりこの先生が「は~~~っ!!!」と奇声を発し、頭を「パチ~ん!」と叩くんです。

 

やられた側としては、「いたっ!え?頭?いや・・え?!」と思いませんか?

 

叩いたと思ったら、次の瞬間「チ~ン」とおりんを鳴らす。

 

いやいや私まだ生きてますけど。。。

 

間髪入れずに「お支払いを」と。そこは迅速。

 

いや~まずい所に来てしまったと思ったのですが、確かあれで3万円取られました。

 

 

っで、気が付いたら腰の痛みが何もない。

 

数年たって、昔受けた施術話をしていた方が、偶然ここに行かれた経験がおありでした、私が「本当にびっくりしますよね~やばい所へ来ちゃったと思いましたよ。」と話すと、知る人ぞ知る「チーンの先生」で人気だったようです。一日20人以上施術するのだとか。しかし週3日営業。何と効率の良い事。

 

大物政治家さんも通われていたという話。

 

いいな~それ、私もそういう人の頭をバシッと私情も込めて叩きたいな~。

 

 

また一方で、営業職の方も、技術分野とは畑違いに思われますが、私の所にお見えになられている車と保険の営業成績で日本トップの方は、常に一流のお店を巡り、ちょっとした専門分野の下手な職人よりも知っています。

 

天ぷらの揚げ方、お寿司の握り方、ラーメンの出汁の取り方など。それってお店が出来るんじゃないですか?というレベル。

 

整体関係のお店も有名どころには沢山いかれていましたし、専門用語もやり方も考え方までも熟知されておられました。

 

結局のところ、掘り下げ続ければ最後は「ペンを持つか筆を持つかの差」でしかなくなります

 

行きつく所は顧客のターゲットとニーズ。

 

一番まずいのは、どちらも適当にしか掘り下げられていない人。

 

職人として徹底できていないし、営業としても徹底できていない。

 

対人間の真理にたどり着いていないわけ。

 

どっちも楽じゃないと思いますがね。

 

ま、軽い宣伝や地位名誉で来る人なんて、動機は所詮そんなものです。いずれ、より宣伝が上手な所や新しい所に流れてしまうし、より地位名誉のある方が見つかればそちらへ行くのが性。

 

原宿の流行りの行列店みたいなものですが、一度か二度来てもらう程度。自転車操業のように、常に集め続けることを強いられます。

 

それが途切れた時には閉店です。

 

 

要はターゲットと手法が合致していればいいわけでして、プラスのネジにメガネレンチを持ち出しても回るわけもなく。