
今日はどうしても必要なものを忘れてしまい、仕事の時間も空いたことから、一旦自宅へ戻りました。
するといつもの馴れ馴れしいおばちゃんと出くわす。
「ちょっと先生、こんな時間に暇してたらダメじゃないのよ!仕事しなさい仕事!」と言って登場。
確かに暇といえば暇だ。
ということで少し立ち話。
すると、そこに登場したおじいちゃん。実はこの人、私のよく行くお店に同じ時間帯にいらっしゃるので、何気にあれこれ話をしたことがある。
基本私は人見知りですので、他人様とは話はしないんですけども。
だけどこのおじいちゃんは、私がたまたまタブレットで株価のチャートを覗いていたところ、後ろから急にニョキッと現れ「何、株か?」と話しかけてきたのが最初。
それがきっかけで、以降顔を合わせたときには挨拶をして、一言二言の話しをすることがあった。
っで、このおばちゃん「何、先生知ってんの●●●のジジイのこと。」と。
私も逆に「あれ?ご近所同士なの?」と聞くと「何バカな事言ってんのよ!私はね、ここの地域はみんな知り合いよ!」と仰る。
ま、確かに。
ただね、一つだけ気掛かりなのは、このおじいちゃんとこのおばちゃんは、見た目で察するに、それほど歳は離れておらず、ジジイと呼ぶなら自分はババアになるよねと心の中で。
そして、このおばちゃんが、このジジイについて私に話しを始める。
「このジジイ、今は耳も遠いしヨボヨボだけど、昔は●●●電機の社長よ!今じゃこれだけど。」と言って、なんだか貶されているのに2人とも笑って楽しそう。
成る程、だから株について詳しかったんだなぁ。
ん?待てよ、ここの地域出身からいらしている私の常顧客で、お父様が一部上場まで会社を作り上げた方がいたっけな。アレも電機関係だ。
と、このジジイにそのことをそれとなく聞いてみたら「あ〜あれな、俺の親父が知り合いだ。でっかくなったよな。しかしオタクさんみたいに若いのが知っているというのは珍しいな。」と。
やっぱりか。
見た目では単なるおばちゃんとジジイだけど、今だにこれだけアグレッシブに生きられているところを見ると、昔はもっと凄かったんだろうな。
皆さん自分の昔なんて話さないけど、本当に凄い人達ばかりだ。
っで、何故私がこの地域のジジババとこんなに親しいのかという事が最大の疑問。茶すらも飲んだことはないし、普段、自宅のある地域にはいないんだけどな。
しかも賃貸だから町内会も知らないし。
正直勝手にあっちから大声で私の患者さんでもなんでもないクセに「先生〜!先生〜!」と話しかけてくるだけのこと。
ま、いいか、失われし地域コミュニティーがまだここには健在というのは貴重なことだろうな。