背骨が正常な位置関係にないと、内臓を働かす神経や、筋肉を動かす神経の働きが鈍ってしまいます。他にも身体の中心から左右で、皮膚の表面温度が変わってきます(当院独自の神経機能計測器を製作)。これらの異常は、即座に病気になることはありませんが、長期間一カ所に歪みが集中すると、内臓の働きが長期的に悪くなり、さぼった分だけどこかが負担しなくてはならなくなります。そういった流れを解消するため当院では「背骨・筋肉・内臓・頭蓋」を調節し、全身を機能的な体にするお手伝いをさせて頂きます。
一般的に整体は、筋肉の痛みや関節の異常を正すイメージがあるようですが、それらは上記でご説明したように、神経機能が整う結果、筋肉や骨格が整うことによって、症状の改善が図られるものなのです。
上記は背骨の断面図で上から見たところです。脊髄から出た神経は、内臓と筋肉と皮膚を同時に管理しています。言い換えれば、どこかに異常がみられる場合には、連動的にそれぞれ等しく異常が現れることになります。
つまり、単に筋肉に痛みがあるだけの問題ではなく、内臓や皮膚環境にも乱れが存在するわけで、背骨のズレも同等に起こります。
これらを見つけるために、青山整体GEN流院では、独自に開発したセンサーで皮膚環境を計測することも行っています。
例えば、日常生活で最も自覚症状の出やすい臓器でもある「胃」の不快な症状も、神経機能の低下が原因で引き起こされている可能性があります。
毎年健康診断の胃カメラ等で、胃炎や食道炎を指摘されていても、なかなか容易に改善しない場合があります。症状が出た時には市販の胃薬を飲んで誤魔化してはいるものの、具体的な改善策が見つからない方にはオススメです。
ここでは胃について取り上げましたが、他の臓器も同様です。内臓全体は神経の絶妙なバランスによって「働き過ぎ」や「休み過ぎ」にならないようにしています。しかし、背骨の位置異常が神経機能を崩し、内臓の活動が乱れてしまうことがあるのです。