自律神経失調症は、病気では無いために、実際にそれを患っている方の全体数を知ることは難しいでしょう。しかしながら、原因不明の多くの原因は、この自律神経の失調が原因で発生しています。主な症状は、頭痛や動悸、息苦しい、立ちくらみ、冷えやのぼせ、消化不良など多岐に渡ります。
これにより、なんだか体がだるいだとか、あまり活動していないにもかかわらず疲れがとれないとか、食欲不振や不眠にもなります。
おおよそ、これらの症状が何かの病気ではないかと思い、医療機関で異常が見当たらずに「自律神経失調症」と言われることが多い様です。
自律神経は我々の体の中で、各器官を「働かせる」⇔「休ませる」のバランスを保つ仕事をしていますが、これらの働きが乱れてしまうことを「自律神経失調症」といいます。
仕事をしている大人であれば、朝起きる時間や、ご飯を食べる時間、仕事をする時間、帰宅してお風呂に入る時間、寝る時間というものは、ある程度一定なわけですが、夜更かしによる体内時計の乱れは、自律神経を乱す原因の一つでもあります。
また、子供の頃から体が弱かったり、低体温、低血圧の方は、自律神経が乱れやすい傾向にあり、個々の体質によるものも多いようです。
近年では、スマートフォンの普及もあって、夜に寝床でライトを浴びる機会が多くなりました。これらも自律神経の乱れの要因になります。
夜更かしなど、生活行動の側面で自律神経は乱れますが、それと同じだけ「精神ストレス」によって、自律神経を乱してしまう人も多いです。
悩み事があって、いつもの寝る時間になっても、一向に眠気がやってこないというご経験をされた事がある方は多いはずです。自律神経は寝る時間には、本来休む方(副交感神経)が本来優位にならなければならない環境で、悩みのストレスが原因で働く方の神経(交感神経)が優位になっているからです。
生活行動によって、自律神経を乱している人は、生活習慣を改めて実行すれば改善は早いものですが、精神的ストレスに関しては、個々の感じ方や悩み方の習性というのもあり、実際には、精神的ストレスが原因の自律神経失調症の方が、改善には時間を要してしまいます。
青山整体GEN流院では、自律神経のバランスを整えるために、まず体表面の温度を監視します。体表面の温度管理は、交感神経と副交感神経の絶妙なバランスによって保たれています。
首から上の部分と骨盤部分で左右の温度差が大きい場合には「副交感神経の異常」とみなし、それらの骨の歪みを丁寧にチェックして、元の働きまで導きます。また、背骨全体の温度差は「交感神経の異常」として扱い、これも同様に脊柱全体の歪みを中
心に整体を行ってゆきます。
殆どの場合、一度の施術で体表面の温度差を減少させることが可能です。