科学的に検証/GEN流院

計測によるデーター化

 これまで、カイロプラクティックの分野において、脊柱の計測が沢山行われてきました。科学的な装置で科学的に数値を出すことで、整体が実際に効果的であることを実証します。

当院特許の計測装置

 私は兼ねてから、整体をもっと分かりやすいように、どれくらいの変化が起こるかというデーターを出すべきだと考えていました。それを行うことで、施術者自身の技術検証にもなりますし、何よりも、感覚的で言語が無かったこの業界に、患者さんとの通訳が可能となると思ったからです。
 当院の特許計測器についてご紹介する前に、簡単に下記の動画をご覧ください。内容としては、脊柱(背骨)の左右両側の体表温度は、病気と関係性があるというものです。これについては、アメリカ医師会(A.M.A.)でも発表されている通りで、万国共通の科学的共通認識です

 

 

当院が特許取得した計測器

背骨の左右温度差を比較分析して、医学的に異常数値とされる部位発見します。この温度差は、下記の様に既に研究されている通り、内臓の疾患と関連性があります。重要な点は、疾患になる以前から温度差が現れることから、この温度差を整体(カイロプラクティックおよびオステオパシー)によって、改善させておけば、病気を未然に防げる可能性があります。

 

NASA認証装置での計測

 当院が所有する米航空宇宙局(NASA)でも認証されている、INSiGHT(TM) Discovery にて、筋肉の状態変化を観察したデーターをご紹介します。尚、この計測器は、宇宙飛行士の脊柱付近の筋肉の変化を分析するために開発されました。そして、これを設置している当院は、ロゴの掲示が許可されています。

分析方法

背骨を中心とした脊柱の左右付近の筋肉の緊張を筋電計によって計測(筋電計とは筋肉から発する電気を読み取る機械で様々な研究論文にも採用されています)。これを、施術前後で比較することで、客観的に施術の効果を評価できます。

図1.計測機械

 

図2.計測部分の背骨断面図

 

 図2.の様に、背骨の中心には脊髄が存在します。この脊髄は左右半身に仕事を分担する習性があります。この左右に分かれた神経は、背骨の椎間孔という穴を通過し、背中側に向かった神経は、背部の筋肉をコントロールします。このことから、左右で神経機能が乱れると、背部の筋肉の張り具合が変わってしまい、結果的に背骨をどちらかに引っ張ってしまうため、見た目でも背骨がズレてしまうのです。。

 

施術によって筋肉の緊張が減少した

波形が上がれば、それと比例して筋肉から発している電気が上昇をしていることを示します。つまり、筋肉の緊張が低減すれば、波形も下がり、筋肉の緊張状態も解消したことになります。

 

・施術前

・施術後

生体恒常性(動的平衡)

 体の温度は左右で均等になるように、神経機能によってコントロールされています。この神経は、背骨から左右に伸びており、よって背骨付近では一番温度が均等でなくてはならない場所です。恒常性とは、この温度に差があったとしても正常に戻す能力です。これが乱れているということは、体が一定の健康状態に戻れないという意味でもあります。当院の特許は、この温度差を厳密に計測できる画期的な機械です。

 

参考までに

 医療とは違って、整体における仕事は、症状部位に直接的に作用するように治療を行うのではなく、人間及び生物が持つ、体内の恒常性を整える事が目的です。これを整えることで、体内は最適な安定状態を取り戻そうとする働きが回復します。それらが、例えば腰痛であったり、内臓の不調であったり、様々な体の不調を元通りに戻してくれるわけです。

病院→病気や症状のある患部を直接的に治療する
整体→病気も症状も直接的に治療を行いません(回復を生体恒常性の作用に委ねる)